住みやすい街の条件は?
土地や住まいを探すとき、その土地や建物自体も大切ですが、暮らしやすさに大きく影響するのは周辺の環境です。ただ、ひとえに住みやすい、暮らしやすい街といっても具体的なポイントはどのようなものをいうのでしょうか。ここでは住みやすい街の条件についてまとめました。
住みやすい街の条件を伝授
住みやすい街の条件を3つ挙げるとすれば、「交通の便」「生活の便利さ」「周辺環境の良さ」この3つに絞られます。
しかもこの3つの条件は、家族構成やライフステージによって重要なポイントが変わってくるのです。
-交通の便が良い
子どもがいない新婚期や共働きの夫婦にとって、通勤時間はなるべく短い方が時間を有効に使えます。そのため、交通の便がよく、通勤のしやすい駅の近くがベストな選択となります。
かといって、絶対に職場に近い方がいいかといえば、そうとも限りません。
駅が1つ分遠くなったとしても、駅周辺にスーパーや飲食店などが充実している街なら、仕事帰りの買い物や食事に困らずそちらのほうが便利ということになります。
また、子どもができて子育て期に入ると、駅近くの賑やかなところよりも繁華街から離れたところの方が安心して住めるでしょう。ほかにも交通の面から考えると、車を持つ生活であれば、周辺の道路環境も大切です。電車でのおでかけも駅までのバス停が近ければ、便利ですよね。
実家に近いと何かあったときに頼れるので安心です。また、複数路線の駅が近ければ、転職を考えるとき、また子どもが進学を考えるときに候補を広く選べるというメリットがあります。
もし車がなかったとしても、バスがたくさん通っていて、公共の交通機関でおでかけしやすい街であればおすすめです。
-生活の便利さ
生活の便利さも、ライフステージによって大きく変わります。
たとえば子どもがいない時期は通勤帰りに買い物を済ませられるような、駅前が充実した街が便利です。
しかし子どもができると、買い物や遊びが一度にできるような大型ショッピングモールが近いととても便利になります。また、小児科や皮膚科、耳鼻科など子どもが通う病院が近いと安心ですね。
その後、子どもが手を離れたあとは、徒歩圏内に商店街やスーパーがあると、車がなくても自転車に乗らなくなっても困りません。買い物が遠方すぎてついつい出不精になってしまうより、近くにあって自分で歩いていける方が、健康的に過ごせそうです。
-周辺環境の良さ
この周辺環境の良さは、どのライフステージでもあまり差がないものかもしれません。
子どもがいてもいなくても、若い夫婦もご年配も、できれば緑が多くて散歩したりジョギングしたりできる、楽しい街が理想です。
きれいな公園があり、不法投棄のゴミやラクガキなどもなく、きれいに整備されている街は犯罪も起きにくいといわれています。周辺環境の良さはデータだけではわかりにくいので、実際に見て雰囲気を見ることも大切です。
まとめ
住みやすい街を探すためには、まずは行ってみることが大切です。実際に見ることで、雰囲気がわかります。今の家族の状況はもちろん、あと10年後、20年後も考えて、長く住みたい街を見つけてください。