2024.10.16
住宅の採光について☀
こんにちは!
設計部の長谷川と申します!
かなり久しぶりの登場です。
すっかり秋めいてまいりましたね!みなさん秋といえば・・・?
さんま?
読書?
焼き芋?
そう!!!そうです!!!!アオリイカですね~!!
秋はアオリイカの新子が釣れる時期なんです!
・・・最近は全然釣りに行けておりません!悲しい!
最高ですよねアオリイカ、なにしても美味しい!
本当に最高なんです!最高!!!
あっ・・・!!!そうだ!採光!!!
本題への入りがまたもスムーズでしたね!
・・・さあ気にせず行きましょう!
住宅を建てる際にはいろいろな決まりがあります!
その中で今日は採光について少し触れさせていただこう思います。
まず、採光計算とは・・・
外から光を取り込めるように居室(主にリビングや洋室など、継続的に使うお部屋です)には部屋面積に応じて、ある程度の開口部を設けてくださいね~
という決まりのことです。(すごくざっくりですが・・・)
かといって開口部はなんでもいいわけでもありませんし、隣地との距離も関係します。
さらには土地の用途地域によっても条件が変わったりします。
もう少し詳しく説明しますと・・・
まず部屋の面積に対してどれくらいの採光が必要かを求めます。
部屋面積÷7が必要な採光面積になります。
この7は住宅であれば7と決まっている数字になります。
そして次に採光補正係数というものを求めます!
(D/H)×6-1.4 もしくは (D/H)×8-1.4 もしくは (D/H)×10-1
となります。
この3つの違いはおうちを建てる土地の用途地域による違いです。
用途地域については今回は割愛させていただきます!
D:開口部から隣地までの水平距離(軒が出ている場合は軒先から隣地までの距離)
H:窓の高さの中心から、軒までの高さ
加えて必要なのが窓面積です。
文字だけだとわかりにくいかと思いますので実際に下画像のようなパターンで当てはめて計算してみます。
計算するのはこちらのお家です。
まず、必要な採光面積ですが
画像から
9.94㎡/7=1.42となります
窓面積は0.6×0.9=0.54
次に用途地域を住居系として考えて、採光補正係数を求めます。
Dが5961、H3505ですので
(5961/3505)×6-1.4でおよそ8.8となります。
ですが、採光補正係数は計算の結果が3以上になっても3までしかみなせません。
ですので3とします。
ここまでをまとめると
必要な採光面積が1.42
窓面積が0.54
採光補正係数が3
そして仕上げに採光補正係数と、窓面積を掛けて出た数字が
必要採光面積より上回っていればOKとなります。
ですので、先ほどの窓面積0.54×採光補正係数3で1.62となりました。
必要な採光面積が1.42でしたので、上回ってますよね?
なのでこの部屋は採光計算はOKとなります。
こちらが、計算で出した必要な採光面積より上回っている洋室になります。
充分な明るさを感じられます!
今回は2階の洋室での試算でしたが、軒が出ていたり1階のお部屋になると条件はまた厳しくなったりと、いろいろなパターンがあります。
ですがそれもここで説明しますと、十分長いのに、さら~に長くなってしまうのでこの辺にさせていただきます!(笑)
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最後までお読みいただきありがとうございました!
長谷川 友祐 設計士