伊勢市の土地相場を知ろう!
三重県の南東に位置する伊勢市は、古くから伊勢志摩地方の中心地として栄えてきた町です。
伊勢神宮があることから、今は国の内外から多くの観光客がこの地を訪れます。その伊勢市について、今回は土地の相場についてお伝えをしていきます。
住んでみたいと考えている方は是非参考にしてみてください。
人気のエリアは上昇傾向だが全体的には落ち着いた相場に
伊勢市は人口12万人ほどですが、伊勢神宮があり全国的な知名度が高い町です。
となると地方でありながら土地相場は高いのでは、と思われるかもしれませんが、2015年時点の伊勢市の平均土地相場は1平方メートルあたり5万1230円となっています。坪単価にすると16万9358円で、前年と比較して1.6%の下落、これは三重県の前年比とほぼ同等の下落幅であり、地方の土地相場の影響を伊勢市も受けていると言えるでしょう。
もっとも、伊勢市の人口は2017年初頭の段階で約12万6000人であり、ここしばらくは13万人台から大きく変わっていません。年間で500万人以上の観光客を見込み、式年遷宮が開催された2013年は2600万人以上の観光客が訪れたほどの町ですから、今後も極端な落ち込みが起こることは考えにくいでしょう。
観光客が多いことから交通インフラが整っていて、風光明媚な自然もあり、落ち着いた雰囲気も魅力です。
伊勢市駅の周辺でも価格が落ち着いているエリアがある
地価で見る、伊勢市内で人気のエリアはどのようなところでしょうか。伊勢市内の地価を高い順に見ると、市の中心部と言える伊勢市駅周辺や、伊勢神宮から五十鈴公園のあたりは地価が上昇傾向にあります。
具体的には、宇治今在家町字中賀集楽47番が最も高く、1平方メートルあたりの地価が27万2000円、続いて伊勢市駅周辺の本町13が同13万4000円、宇治浦田1丁目あたりが同9万4000円となっています。この3か所は伊勢市内の地域で前年比がプラスになっているところで、今後もこうした高値の流れは続くと考えられるでしょう。
ただ、そのほかの地域は総じて平均価格が下がっています。伊勢市駅周辺のような人気エリアでも地価が落ち着いているところはあるので、ほかの地域でもよく見ていけば優良な土地が見つかるかもしれません。ちなみに伊勢市内で土地を買う場合は、多くの方が50~60坪ほどの土地を買うとされています。
伊勢市内地価ランキング
1.宇治今在家町字中賀集楽47番1外(五十鈴川駅より約2500メートル)
地価・1平方メートルあたり27万2000円、坪単価89万9173円
2.本町13-4(伊勢市駅より約350メートル)
地価・1平方メートルあたり27万2000円、坪単価89万9173円
3.宇治浦田1-9-17(五十鈴川駅より約1800メートル)
地価・1平方メートルあたり27万2000円、坪単価89万9173円
まとめ
伊勢市は伊勢志摩地方の中心部であり、多くの観光客でにぎわう土地です。
一方で豊かな自然と歴史ある伊勢神宮を有し、古くから人々に愛されてきた土地でもあります。住まいを構えるにはとてもよい土地柄だといえるでしょう。